融資の見方を変え、地域や人を活性化させるアルトア

合同会社アースボイスプロジェクト
榎田 智子 様

ミュージシャンの夫と専業主婦の私がめぐりめぐって会社経営。

 当社の仕事は映像制作や人材育成、情報戦略支援など多岐にわたりますが、その芯にあるのは「コミュニケーション」に対する考え方。例えば、 組織において社員同士はお互いをよく知っているようで実はあまりよく知らない。コミュニケーションがしっかり取れている状態を作れば(認知開発®︎)今までの関係性が変化する。 関係性を変化させれば、モノの見方が変わり、多くの問題は解決するということです。
 代表で、私の夫でもある榎田竜路はもともとミュージシャン。彼が演奏活動をきっかけに知り合った人から、 横浜にある「横浜市開港記念会館」という国の重要文化財をもっと市民に親しんでもらうために、芸術プログラムを組んでくれないかという話を持ちかけられ、 そこで非営利のコンサートシリーズを立ち上げたのが、現在の仕事につながるそもそものきっかけでした。当時の私は専業主婦。もうすぐ20歳になる長女が2歳の頃でした。 夫も音楽をやっているとはいえコンサートのプロデュースの仕方などまったく知らない状態でしたが、 「障害の有無、年齢差などを越えて地域の人たちがみんなで一流ものに触れる機会を」「家族全員でも1万円かけずに楽しめる価格で」といった目標を掲げ、 「伝わるもの」シリーズと銘打って、全部で72回のコンサートを実現させました。
 ちょうどその活動をしている最中に、日本映画学校(現・日本映画大学)の生徒たちに卒業制作の音楽をつけて欲しいと頼まれ、 彼らとの交流を通して今度は横浜市開港記念会館で学生映画を紹介する「横濱学生映画祭」というイベントを主催することに。その映画祭を続けているうちに、 映像の奥深さやジャンルを超えた可能性に気づき、さらに映像関連の人たちとの国際的なつながりも生まれたのです。
 コンサートシリーズを始めた2001年当時は「横浜アートプロジェクト」というNPO法人でしたが、映画祭をきっかけに、映画独特の制作手法や、 それらを指導する最先端の人材育成技術などに触れる機会を得、独自に情報の伝達技術を開発、それを活かして地域や人材の活性を支援する仕事をするようになり、 2009年に現在の「合同会社アースボイスプロジェクト」という会社組織を立ち上げました。

目指すのは「モノの見方を変える」ことで地域、企業、人の活性化に貢献すること。

 地域活性化の仕事に関わるきっかけもまた、知人からの相談でした。夫が政府関係の知人から「地域活性化を推進したいのだけれどなかなかうまくいかない」という相談を受け、 実際に現場を見に行ったんです。そこでは皆、愛情を持って地元をどうにかしたいと頑張っているんだけれど、それがほとんど伝わっていなかった。一体それをどうすればいいのか、 と考えたときに思い当たったのが映像でした。たとえば代理店に映像制作を任せると何百万円という経費がかかってしまいますが、田舎の中小企業や地域活性を目指す人たちにそんな額は出せないんですよね。 がんばっても数十万円程度。そこで夫が、その手法にのっとって撮影・編集すれば低コストで「人に伝わる」映像が作れる「型」のようなものを開発しました。 当社で「序破急®︎モデル映像制作」と呼んでいるものです。それをつきつめていくうちに、気がつけば中小企業の映像を2000本くらい作っていました。 実際に映像の力は大きくて、例えば、秋田の優秀な精密機械を作る会社では、それまで口下手な社長が一生懸命中国などへも営業していたけれど、中々効果が出なかった。 そこで英語版の映像を作ったら半年後くらいして米国の大手航空機製造会社から問い合わせがあったなんていうこともありました。
 そこで普通ならばその「型」を独占して儲ければいいと思うかもしれません。けれど当社の社長はそういうタイプではなくて、皆がこの映像を作る手法を体得し、 それぞれに活用して地域や企業の活性化に生かしてくれればいいじゃないか、と考えて、全国各地で「伝わる情報を作る手法=認知開発®︎手法」を体系化して教える講座を始めたんです。 その結果、各地でイノベーションが起こってきました。受講生に取材技術を習得してもらって、昔から名前や存在は知っている地域の企業やお隣の会社が、実際にどんな思いで仕事をしていて、 どんな苦労をしているのか聞いてもらうことで、地域の中に「お互いによく知っている」という感覚が生まれ、互いにより深く関わることにより、 新しい関係性を新しいコラボが生まれたり、子どもたちに取材をさせることで彼らが地元に愛情を持つようになったりするんです。 モノの見方を変えることにより、地域や人が活性化する。それを映像やパンフレット、ウェブサイトなどのコンテンツを使って伝達する、あるいはお互いを取材し、 コンテンツ化する過程で整理編集することにより、お互いをよく知ることができ、今までの関係性を変化させることにより、社員が元気になる、地域の担い手が育っていく。それが当社の目指すところです。

「本当にこれだけでいいの?」と感じた申込手続き

 現在、私が担当しているのは人事、経理、総務などの各業務に加え、プロジェクトの統括や、マネジメント・ディレクション・キュレーションなど。 経理に関しては、税理士さんに資料を全て送って、そちらで弥生会計に入力してもらっています。昔はそこまで自分でやっていたんですが、最近はなかなか時間がとれないので。
 この仕事を始めた当初から、私たちのなかでは「これで稼ごう」とか「ちゃんと仕事にしよう」という意識より、 「必然性のあることだから、やるのは当たり前(もしくは、世の中が必要としていることだから、やらなくちゃ)」という利他意識の方が強いような気がします。 怖いもの知らずで始めてしまったことも多かったので、当然、会社として厳しい時期は何度もありました。実績が上がるにつれて少しずつ資金繰りは楽になっていきましたが、 仕事の性質上、概算払いではなく、精算払いが基本である国や行政の仕事が多く、資金繰りとしては厳しくなりがちです。今回、アルトアに申し込んだのも運営資金の余裕が欲しかったためです。
 アルトアは税理士さんが紹介してくださいました。次の入金までの運営資金として申し込んだので、早い対応には本当に助かりましたし、 なにより「本当にこれだけでいいの?」というほどに申し込みが簡単だったのが驚きでしたね。普通、金融機関だといろいろ書類が必要になって、 さらに2週間待ってようやく返事がくるくらいですが、申し込みの数日後にはもう振込みがあって、その早さに驚きました。いちいち銀行へいって、 担当者に説明しなくてもいいのも本当に助かります。たくさん仕事を抱えているときに、銀行へ行くのはかなり大変なので。私も出張が今でも月に2〜3回はありますし、 当社のような小さな規模の会社では、銀行に行く時間も節約できるのは本当にありがたいです。
 また、パソコンは使い慣れているもののあまり得意ではないのですが、アルトアの申し込みはファイルをアップロードするだけなので、これなら私にもできるなと安心でした。
 アルトアは誰でも登録・申込をすれば簡単に融資が受けられるシステムを開発したと思います。それは融資の見方を変え、小さいけれど地域住民の役に立つ仕事をスピーディに事業化し、地域を活性化させることにもつながると思います。

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